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ベトナム:ベトナムと日本の医療保険制度の根本的な違いとは?

概要

ベトナムの人口は9,760万人以上(2020年12月2日時点)で、人口の多さでは世界第15位である。更に、ベトナムはアジアにおいて最も早く高齢化が進んでいる国の一つであり、近い将来、質の高い医療サービスに対する需要が期待されている。

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また、ベトナム政府は、近年保健インフラと健康保険制度の向上に力を注いでいる。2020年時点で、ベトナム国民の90%(8,600万人)が公的健康保険「以下、現物給付と記載」によって、医療費の全額もしくは一部負担を受けている。

ベトナムと日本の健康保険制度の重要な違い

ベトナムの医療制度には、公立と私立医療機関が混在している。公立病院は、中央政府レベル・州レベル・地域レベル・地方自治体レベルの4つのレベルに分けられている。更に、ベトナムには多くの私立病院があり、公立病院の混雑を軽減する為に多くの私立病院は都市部にある。ベトナムの健康保険制度は、日本の制度に似ており、“現物給付”を採用している。現物給付の制度では、患者が医療費及び診療費の一部を支払い、国の健康保険団体が残りの費用を医療施設に支払う。ベトナムと日本が健康保険制度において似たような考えを持っているが、ベトナムと日本の健康保険制度を比べてみると、以下の表で示す通り、いくつかの重要な違いがある。

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