台湾：臨床試験実施にあたり絶好の国

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過去のグローバルニュースレターで台湾はアジアの臨床試験市場において重要なプレーヤーであるとお伝えした。その理由としては、

• 1)台湾には熟練された臨床医の大規模な人材プールがあること
• 2)小国でありながらも国際的倫理基準に準じた幅広い臨床試験の経験を多数有していること
• 3)中国、韓国及び日本と近接し、戦略的な位置にあることの3つの利点がある。

今回は、台湾で臨床試験を行うことによって得られる利点をより深い視点で報告する。
・c-IRBシステムの導入により、IRB審査プロセス時間を短縮
・審査プロセスガイドラインの改善を行うことにより、規制当局の審査プロセス時間を短縮
・先進各国との協力関係の強化
上記の点に力を注ぎながら、常に臨床試験の基準を改善し、時代の流れに合わせた審査プロセスを見直し続けている。それ故、台湾の持つ可能性と能力はアジアでの臨床試験を成功させる為には重要であると考えられる。

国際臨床試験を実施するにあたり絶好の国

以前、台湾には巨大で豊かな医師の人材プール、多くの臨床試験経験、そしてICH-GCPに準拠している国際倫理基準があるとお伝えしたが、今回は台湾が秘めている更なる可能性をより深く掘り下げてみよう。
2019年のデータによると、メディカルセンタークラスの病院22施設、地域ティーチングホスピタル114施設、精神科ティーチングホスピタル10施設を含む146の認定病院（MOH認定の治験病院）で臨床試験が……