ニーズ高まる再生医療研修~受講者の声~

今回は、再生医療研修を実際に受講したお客様の 「声」にフォーカスし、受講者の満足度や理解度などを基に、お客様から見た再生医療研修の実態を見ていきたいと思います。クライアントへのフィードバックや研修の最後に実施される【テスト】と併せて、今回も講師を務めるS.Yさんに聞いてみました。

再生医療研修に関して、受講者の皆様からはどのような声をいただきますか。

S.Yさん:これまで、研修にご参加いただいた受講者の皆様には満足していただけた、とわたしとしては、認識しています。今回も研修実施後に受講者の皆さんからアンケートをいただきましたが、19人中5人が「とても満足した」との回答を得ており、「満足した」までを含めますと、全体の68%の方に満足していただけている結果となりました。

 

個々のパートに対する受講者の声を見ていきますと、基礎編である「再生医療と幹細胞、細胞培養の基礎」や「遺伝子工学と遺伝子治療」への関心が特に高くなっており、アンケート結果においても満足度だけでなく、理解度も高くなっていました。

■再生医療と幹細胞、細胞培養の基礎

■遺伝子工学と遺伝子治療

さらに、これらのパートへいただいたコメントをみても、

【再生医療と幹細胞、細胞培養の基礎】

・ 幹細胞の種類や、培養について、十分な範囲でまとまっており、基礎ながら専門性もカバーされていました。

【遺伝子工学と遺伝子治療】

・ 遺伝子治療の経緯やベクター、感染機構、in vivo/ ex vivo遺伝子治療の詳細な説明もあり、十分な内容と感じました。

・ 苦手分野でしたが、よく纏まった説明でしたので、頭の中を整理できてよかったです。

と実際に再生医療事業を展開されている企業において、再生医療を苦手と捉えている方やある程度知識があり専門性を求めている方など幅広い受講者の要望に応えられていることが今回確認できました。

実際、再生医療はまだまだ新しい領域であり、集積された情報がないことから、多くの企業では社員教育を自社で行うことが難しい状況です。クライアント企業のこのような課題に対して、弊社の再生医療研修は、十分に応えられる内容になっています。

研修終了後、クライアント企業にはどのような形でフィードバックを行いますか?

S.Yさん:研修を行う際にはオプションで、研修後のテストも提供しているので、アンケート結果だけでなく、テスト結果も併せて分析の上、クライアント企業へフィードバックを実施しています。

テスト結果をどのように活用しているのですか?

S.Yさん:テストを作成する段階で、クライアント企業の要望に合わせて、カスタマイズしながら作成するようにしています。これは、クライアント企業がこの研修に「何を求めるか」によって、テストの内容も変わってきますので、テストを実施する前に研修の目的の確認から、テストの内容や難易度について検討を重ね、ご要望に合わせたテストに仕上げます。

このようなプロセスを踏むことから、このテストの合格水準がクライアント企業の再生医療担当者における人財要件の基礎ともなるわけです。ですので、テスト結果を研修の目的、つまりクライアント企業のありたい姿と照らし合わせながら、フィードバックをいたします。

なるほど、研修を通じてクライアント企業のありたい姿や方向性ともすり合わせていくということですね?

S.Yさん:そうです。弊社としては、単純に研修を提供するというだけでなく、クライアント企業の今後の発展という観点から、その一助になれればと考えております。このことから、研修後は、クライアント企業にフィードバックを行うだけでなく、次の課題やその解決策なども併せてご提案し、パートナーとして、一緒に歩んでいけるように心がけております。

今回は、再生医療研修を受講されたお客様の実際のアンケートやテスト結果から、クライアント企業から見た再生医療研修の輪郭やその価値について、お届けいたしました。

次回のテーマは、再生医療研修を提供している意図や、再生医療の開発に関わる知識を普及していくことで、どのようなことを期待しているのかという内容でお届けをして参ります。

ここまでお届けしてきた再生医療研修に関する特集も、次号の第6弾が最終回となります!

皆さま是非、次号もご覧ください!